データ構造
MicroBucketが扱えるデータ形式は、カンマ区切りデータ(CSV)に似ています. データは「バケット」「ファイル」「レコード」と呼ばれる単位で管理されます.
レコード
レコードはMicroBucketにおけるデータ記録の最小単位です. CSV形式のデータの1行に相当します. 1つのレコードはタイムスタンプとデータを持ちます.
タイムスタンプ
タイムスタンプはレコードを識別するための一意な正の整数値です. 多くのアプリケーションでいわゆるUNIXTIMEをタイムスタンプとして利用することが想定されています.
データ
0個以上のテキストの配列です. 配列の要素はカラムと呼ばれます.
ファイル
レコードのまとまりはファイルとして管理されます.
- ファイルには
fil_
から始まるIDがシステムから割り当てられます. - ファイルには名前が付けられます.
バケット
バケットはファイルのMicroBucketにおけるサービス管理の最小単位です.
- バケットには
bkt_
から始まるIDがシステムから割り当てられます. - 1つのバケットには複数のファイルを格納できます. (一般的な「フォルダ」に相当します)
- 1つのバケット内でファイル名は重複できません.
- 課金の根拠となる使用量はバケット単位で集計されます.
バケットの容量と溢れ状態
バケットには容量の上限があります. 初期バケットの容量は10MBです. 容量および使用量はWeb管理画面のバケットのプロパティページから確認できます.
使用量が容量を超えるとバケットは「溢れ状態(exceeded)」となって, ファイルの新規作成/変更, レコードの追加/変更ができなくなります.